オモチャと真剣(比喩服話)

もう真剣はあんまり必要じゃないらしい

市場が求めるのはオモチャみたいなもん

手入れや管理の必要な鍛え抜かれて切れ味抜群の真剣はもう誰も求めてないらしい

興味の無い人からすれば扱いに困るんだろう

真剣って謳っててもよく見りゃ模擬刀

または木刀、それか竹刀

まったくもってのオモチャか何か

服は今日本刀ぐらいニッチな状況かもな(好きな人も手にする人も)

刀鍛冶みたいな気分だよ

真剣がほとんど無い

あるには有る

ポイものの中にも真剣は混じってる

ただ同じラックに模擬刀もぶら下がってる

木刀も竹刀もオモチャも

真剣と同じ並び

(服に)真剣なら本物だけ並べなければお客に失礼だよ

ましてやプロみたいな顔でそこで生きてるなら尚更

お客さんは分からない

有る程度はプロに委ねてる、信用してる部分がある

なら紹介、提供する側は真剣にならなければいけない

真剣じゃなきゃ本来役に立たないのに

真剣にやらなきゃ物作りなんかやる意味無いのに

模擬刀

巧妙で綺麗な模擬刀

真剣とぶつかれば叩き折れるようなヤワな模擬刀ばっか

楽ぶって持つ木刀

一周回って自分でたどり着いた気で握る竹刀

実質はジャンルすら違う

オモチャと真剣

一本作るのに何日もかかる真剣

重く、危なく、手入れが必要で管理しなきゃいけない

その上扱いは難しく、切る機会も無い現代には必要無いのか?

こだわりの無い奴らにこだわりは染み込まない

ガチャッガチャッと次々量産されているオモチャみたいなのが良いのかも

オモチャをオモチャみたいな値段で買って飽きたらまたすぐに手放す

本当にオモチャならまだ良いよ

だがよそのオモチャを真剣って言って見せられてねーか?

切れないくせに磨ききった模擬刀と真剣はまったく違う別物

戦があれば真剣が売れるだろう

模擬刀、木刀、竹刀を選ぶ奴は居ないだろ?

戦がもうないんだろう

(感覚を自分との戦と捉えれば使える武器は気を抜かない方がいいはずだけども)

オモチャでいいんだろうな、真剣は高いからな

買い直せる折れても良いような木刀で十分なんだろう

軽くて丈夫な竹刀で快適なんだろう

職人が魂と神経と経験と五感と身体使って作った渾身の真剣なんか誰も求めてない

そんな切れ味鋭いものは現代にはもう必要とされてない

でもさ

真剣、木刀、竹刀、模擬刀、オモチャ

真剣が一番かっこよくない?(単純にね)

真剣腰にぶら下げてる人みたら『おおっ!』ってなるあの感覚(見かける機会は無いけども)

今で言うとタメの奴がROLEX買って付けてきた時みたいなあの感覚

やっぱり心のどこかが反応する本物の持つリアリティ

服は真剣じゃなくていいかな?

分からん人は騙せても分かる人からしたら相当ださいよ

全然違うから

それこそオモチャと真剣ぐらい

あなたの服は真剣、木刀、竹刀、模擬刀、オモチャどれが一番多いでしょうか?